【tkk File25】農園支援プロジェクト 〜現地視察レポート 後編〜
先日(2021/12/11〜12)、山形県天童市の現地視察をさせていただきました。
これまでthomasの代表担当者1名で天童市への訪問や収穫等をしていましたが、今回はthomasのメンバーひとりひとりに、「農業の現状を現地で、肌で感じて、課題意識をみんなで共有しよう!」という目的のもとtkkメンバー全員で訪問いたしました。
今回は後半の記事となります。前半の記事はこちらからご覧ください。
訪問させていただいた山形県天童市は果物の名産地で、特に西洋ナシの一種のラ・フランスは生産量日本一を誇ります。
今回、天童市のいくつかの農園を視察させていただきました。 ラ・フランスを主に、アーモンドやサクランボ等の果樹を見せていただきました。
実がそれぞれ均等に美味しく実るように枝を広げたり、ツボミをもいだり、果樹ごとに色々工夫され大切に育てられていました。
その一方で、高齢等による突然のリタイヤ、若者の都市部移動など、様々な事情から起こる耕作放棄地、その放棄地から発生する病気や害獣被害は隣接する農園に著しく影響を与えるとのことで、地元の農家の皆様、関係者の皆様が試行錯誤して対応されていました。
大変な事もありますが、自分たちで作ったものを美味しいと食べていただけるのがうれしいと、素敵な笑顔でお話しされていました。
わたしの食生活は農作物であふれています。 その作物が出来るまでの手間や熱い思いを聞けて、感謝と共に、愛情まで 感じるようになりました。
オーナー制度により多くの皆様に農業をより身近に感じていただけると良いなと思いました。
『天童市に行って、ラ・フランス、サクランボ、リンゴなどの果物の農業文化を知る機会』を会社から受け取ったとき、今までわたしは日本の農業農場を訪れたことがありませんでしたので、本当に興奮しました。
天童市は山形盆地の東中央部に位置し、東は奥羽山脈に隣接しています。
わたしたちが最初訪ねたのはラ・フランスファームでした。植樹後、果実を育てるのに 5〜6年 かかると聞きました。通常、樹は垂直に成長しますが、果実を効率よく収穫するために、水平に広がるように カットする必要があります。サクランボ園に移動し、サクランボの実の発達について説明があり、市場に出回る果実が一輪の花の施肥と熟成の結果であると教えていただきました。余分な花や実は、大きなチェリーフルーツを得るためにカットされなければなりません。
わたしたちの次の経験はアーモンドの樹でした。私は 1 年で樹がどのように見えるかを知りまし た。
わたしが上記のすべてを経験したとき、私たちは通常、農業が容易ではないことを知っています。また、私はそれが成功した果実の形成につながる農民の忍耐と情熱を必要とすることを経験しました。
日本では 数年前から農業が減っていると思っていたのですが、減量すると将来の世代は自然の実をつけられないかもしれませんが、幸いなことにこの thomas株式会社に就職し、この会社は農業を支援しているのでとてもありがたいです。この素晴らしいプロジェクトとサポートの一部です。
外国籍メンバーは、日本の農業の現場を見ることで、仕事への情熱を感じ取ることが出来たと語ってくれました。
別の外国籍メンバーは、現場を訪れることで感じた農家さんの忍耐や情熱について語ってくれました。
遠くから話を聞くだけでは、ここまで身近に感じられなかったのではないでしょうか。
今回の視察を通じて、農業という営みが社会にもたらす価値や、取り掛かり持続することの難しさ、喫緊のものから将来的なものまで、様々な課題について五感を通じて共有することができました。
ここで得た知見や新たなつながりをもとに、thomasでは日本の農業の持続可能性に一石を投じる試みができればと考えています。