【tkk File29】農園支援プロジェクト/農園作業体験
4月に入りましたが、まだまだ寒さを感じる日が続いています。
山形県天童市の天気はどうかな。
私たちがオーナーになったラ・フランスの樹、結(ゆい)は元気にしてるかな。
名前をつけてからどんどん愛着がわいてきます。
今回はこの時期の農家さんがどんな作業をされているのかを知るため、
また、実際に農園の作業を体験することも農園支援につながるのでは、と考え
行ってまいりました!山形県天童市!
桜が満開に咲いているこの時期、農園では質の良い果樹を育てるための準備の真っ最中でした。
まずは昨年から耕作放棄地を借りて、アーモンドの樹を植えるプロジェクトが進行中の花輪果樹園の花輪さんの農園へ向かいました。
昨年訪問した時は、草が伸び放題でまさに荒地という状態だったのですが、すっかり刈られて地面が綺麗に見えるようになっていました。
こんなに綺麗な状態にしても、ここから更に土壌回復に時間がかかるそうで、実際にアーモンドを植える時期は2023年の3月頃なんだそうです。
一度耕作放棄地にしてしまうと、土壌を回復させるのには段階を経て徐々に荒地を整えていかなければいけないそうで、どうしても時間がかかってしまうとのことでした。
花輪さんが整えている耕作放棄地を後に、花輪さんのぶどう園へ。
ここではぶどうの枝止めを体験させていただきました。
枝止めとは、ぶどうの枝が上に伸びすぎないように1本1本固定していく作業です。
ぶどう狩りでよく見る、あの空を覆いつくすような緑のカーテンはこうやって作られているんですね。
ぶどうが上から垂れ下がっている景色、綺麗ですよね。
次に向かったのは、結がお世話になっているDEWA Valley Farmです。
ここではラ・フランスの芽かき作業体験をさせていただきました。
質の良い果実をつくる為に大切なのが、この芽かき作業です。
最後に向かった寺岡さんの農園では、枝拾いの作業体験をさせていただきました。
剪定して地面に散らばった枝を山盛りに拾いました。
もくもくと地道に進めていくのですが、まさに体力勝負!な作業でした。
3ヶ所の農園でお話を聞かせていただいたのですが、農業は天候不順、鳥や獣による被害などの予期せぬ事象に左右されてしまうことも多く難しい職業ではありますが、「実が継続して成るように」と願いながら、剪定などの地道な作業のひとつひとつも含めて、収穫をしたりお世話をするのが楽しい、と皆さんおっしゃっていました。
優しい思いがこもっていて、幸せな気持ちになります。
天童市では6月以降になると、ラ・フランス、さくらんぼ、桃、ぶどう、林檎など季節の移ろいとともに果樹園全体が賑やかになります。
季節を感じられるのも農業の醍醐味ですね。